トランスジェンダーが出演するおすすめ映画6選【2018】

今回はトランスジェンダーを扱った映画をご紹介します。

トランスジェンダーに関心を寄せる女性は少なくありません。女性は性的弱者、男性に比べて「弱い性」として生きています。男性のように力強くなれたら、人目を気にしないで生きられたらという思いは、成長過程で誰もが通り過ぎる感情です。

そうした女性達にとって、性的なマイノリティーは男性よりも近しい存在です。たとえ、自分自身は「ノーマル」な異性愛の持ち主であっても、LGBT(レズ、ゲイ、バイ・セクシュアル、トランスジェンダー)に対する親近感は、男性よりも大きいのが普通です。実際、LGBTを扱った映画には、女性の観客が目立ちます。

ということで今回は、LGBTのなかでも女性に支持者の多いトランスジェンダーを扱った映画をご紹介してまいります!

トランスジェンダーとは?

まずは、トランスジェンダーとは何かを簡単にご説明しておきます。

トランスジェンダーというのは、性的マイノリティーとして代表的なLGBT(レズ【女性同性愛者】、ゲイ【男性同性愛者(男女いずれの同性愛者についていう場合もある)】、バイ【バイセクシュアル】、【トランスジェンダー】)のうちの一つで、身体的な性別と心の性別が一致していない人々をいいます。
心身の性が一致していない人々というと【性同一性障害】という言葉が浮かびますが、トランスジェンダーという言葉は性同一性障害より広く、性の不一致は感じているものの、外科的手術は望まない人々について言われることが多くなっています。

心の性に従って行動するトランスジェンダーの人々はしばしば身体の性の一致する人と恋愛したり、性的関係を持ったりします。身体は男性で心は女性のトランスジェンダーが男性と恋愛してパートナーになるというような形ですね。

そのため、トランスジェンダーというと同性愛者と混同する人がいるようですが、彼らは必ずしもそうした関係だけを欲しているわけではありません。あくまでも、自身の性的同一性に疑問を感じて行動し、その結果、そうした関係性に向かうケースも少なくありません。

女装したり、男装したり、女性同士、男性同士で恋人同士になったりする彼らに違和感を持つ「ノーマル」な人々も当然いますが、一方で、自分の心の欲求に応じて生きようとする彼らの姿に励まされたり、応援したくなったりする人もいます。トランスジェンダーを扱った映画は、こうした人々に「同一性」について考える機会を与えてくれる参考書のようなものといえるでしょう。

おすすめ映画6選

では、トランスジェンダーを扱った映画をご紹介していきましょう。


【1】「彼らが本気で編むときは、Close-Knit」

http://kareamu.com/

まずは、女子人気の高い生田斗真がトランスジェンダーの女性(元男性)を演じたことで大きな話題になった「彼らが本気で編むときは、」。

映画の公開は2017年の2月。「かもめ食堂」「めがね」などの作品で、気鋭の女性監督として知られる荻上直子監督がオリジナル脚本で挑んだ意欲作です。性を扱った映画でありながら、LBGTへの支援が厚い自治体として知られる渋谷区の教育委員会が推奨したことでも話題になりました。

映画は、母親に育児放棄されたトモという少女とその叔父であるマキオ、そしてマキオの「恋人」であるトランスジェンダーのリンコの生活を、少女の目を通して描いたもの。女性よりも優しく美しいリンコを、生田斗真が丁寧に演じて、高い評判を得ています。

リンコを演じる生田斗真は外国映画にみられるような大袈裟な女性らしさを避け、自然体の女性美をナチュラルに表現しています。最初は女性っぽく見えないものの、ストーリーが進むにつれ、「彼女」の静かな美しさに引込まれていきます。ベルリン映画祭では審査員特別賞と観客賞を受賞した感動作ですので、トランスジェンダーの知識のない人にも是非お勧めです!


【2】「キンキーブーツ Kinky Boots」

次は2005年製作の英米合作コメディ「キンキーブーツ」。監督は、「ジェイン・オースティン 秘められた恋」やイーヴリン・ウォーの「ブライヅヘッドふたたび」を映画化した「情愛と友情」など、文学的な作品で知られるジュリアン・ジャロルド。

靴製造工場の工場主であるチャーリーとドラッグ・クイーンのローラが、屋台骨の傾いた工場の再建に取り組むストーリー。ドラッグ・クイーンやトランスジェンダーにとって悩みの種である「サイズの大きな女性用靴」が映画のポイントになっています。

ローラを演じるキウェテル・イジョフォーはナイジェリア系のイギリス人俳優。この映画でゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門主演男優賞にノミネートされています。パワフルな「女性像」は女性が見ても圧巻。ローラの生き方から学べるものは多いはず!


【3】「あしたのパスタはアルデンテ Mine vaganti」

お次は2010年製作のイタリア映画「あしたのパスタはアルデンテ」。イタリアのアカデミー賞といわれるドナテッロ賞では13の部門でノミネート、助演男優賞、助演女優賞で受賞している名作コメディです。

舞台はイタリア南部の古都レッチェ。伝統的な価値観を持つ土地で老舗のパスタ会社を経営する一家の長男アントニオがゲイであることを告白して一家が大混乱。同じく、秘密を抱える次男のトンマーゾが会社経営を任されるハメになって戸惑いながら、自分の愛と生き方を模索するストーリーです。

監督はトルコ出身のフェルザン・オズペテクで、自身もゲイであることをカミングアウトしている人。「無邪気な妖精たち」では、オースティン国際ゲイ&レスビアン映画祭、ニューヨーク・レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー映画祭で最優秀長編フィルム賞を受賞しています。丁寧な描写は、悩みを共有する立場だからこそ。一見の価値あるコメディです。


【4】「ぼくのバラ色の人生 Ma vie en rose」

イタリア映画の次は、フランス、イギリス、ベルギーの合作映画「ボクのバラ色の人生」。チェコのカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭でグランプリを受賞した1997年の映画です。

主人公は、自己の性別に疑惑を抱くリュドヴィクという6歳の少年。女の子の心を持つリュドヴィクは自分は女の子に生まれるべきだったと信じていますが、周囲から得られるのはマイナスのリアクションばかり。6歳にして、どう生きるべきかという重い選択の前に引きずり出されてしまいます。

監督、脚本は、「アサシンズ」「薔薇の眠り」などのアラン・ベルリネール。トランスジェンダーの問題に必ず伴う家族や地域社会との問題を、丁寧に描きだしています。ジェンダー問題だけではなく、家族や学校、地域社会との軋轢に悩んでいる人にお勧めの一本です!


【5】「アルバート氏の人生 Albert Nobbs」

トランスジェンダーを通して女性の生き方について考えさせてくれるのが、「アルバート氏の人生」。2011年製作のアイルランド映画。女性映画を得意とするロドリゴ・ガルシア監督が、演技派グレン・クローズと組んで作り上げた「女性映画」の傑作です。

これまでも、「美しい人」「愛する人」などで女性の美しさ、強さ、健気さを描きだしてきたガルシア監督が、この映画では生活のため男として生きる女性の姿をしなやかに見せてくれます。

舞台は19世紀のアイルランド。女性が一人で安全かつ平和に生きる方法などない時代。アルバートが選んだのは、男になってホテルのウェイターとして働くこと。それは他にできることのない彼女にとって仕方ない選択だった・・・。

アルバート役のグレン・クローズは主演の他、製作、共同脚本にも名前を連ね、主題歌も担当するほどの意気込み。第24回東京国際映画祭で最優秀女優賞を受賞。アカデミー賞でも主演女優賞、助演女優賞にダブルノミネート、さらにメイクアップ部門でもノミネートされました。強く切ないアルバートの生き方を通して自分の生き方を見直してみませんか?


【6】「パレードへようこそ Pride」

次は、「パレードへようこそ」。2014年製作のイギリス映画。こちらも実話に基づいたストーリーで、サッチャー政権下のロンドンが舞台になっています。

監督はマシュー・ワーカス。第67回のカンヌ映画祭では、熱狂的なスタンディング・オベーションで迎えられ、LGTBやクィアをテーマとした映画に贈られるクィア・パルムを受賞しました。また、イギリスのインディペンデント映画祭では、監督賞、脚本賞、助演女優賞など様々な部門でノミネートされ、作品賞、助演女優賞、助演男優賞で受賞しています。

ストーリーはサッチャー政権下の1984年イギリスで、ストライキ中の炭鉱労働者たちと、彼らの支援にたちあがったLGTBの活動家たちの交流を描くもの。1980年代の音楽をバックに、労働者たちと活動家の心が解け合っていく様を暖かく描きだしています。LGBT映画としてだけではなく、1980年代のイギリス社会を楽しめる映画でもあります。是非、手にとってみてください!

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まとめ トランスジェンダー映画の楽しみ方

今回ご紹介したトランスジェンダー映画は、LGBTを知るためだけではなく、女性の皆さんが自分の生き方を見直したいときにもおススメです。

トランスジェンダーたちは映画の中で、困惑し、苦悩し、闘争し、時には逃走、敗北しながらも、自分らしい生き方を目指していきます。

私たち女性が社会の中で躓いたとき、泣きそうなとき、挫けそうなとき、社会の見えない場所で、私たちと同じ様に躓いて泣きそうになっている誰かがいます。

そうしたマイノリティーの存在を直視することで、自分の人生を考え直せると、より深い、よりコクのある日常が得られるかもしれません。

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この記事を書いたひと

Vicky

Vicky

VICKYです。東ヨーロッパを拠点に活動するフリーライター兼キュレーターです。バツイチで、現在はロシア系ウクライナ人のパートナーと同居中。FRANK PARTYでは国際結婚、国際恋愛を中心に、恋活、恋愛テクニックに関する記事をお届けしています!黒猫とオレンジジュースとあんまりパリッとしてないクロワッサンが好き。よろしく!

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